「心理学は“経験科学”です」——って言われても、正直ピンとこないよね。
「経験科学って何?」「なんだか難しそう…」そう思いませんか?
この記事では、「経験科学ってどんな学問なのか?」をやさしい言葉と図解で、どこよりもわかりやすく説明していくよ。
小学生にも伝わるやさしさで、心理学の世界の入り口をいっしょにのぞいてみよう!

世界一やさしく説明するよ!
- ✔️ 経験科学とは「実験や観察で、ものごとを確かめる学問」
- ✔️ 心理学は、こころを“データで見る”から経験科学のなかま!
- ✔️ 反対に、数学や論理学は「形式科学」と呼ばれている
まずはカンタンに!経験科学とは?

「経験科学(けいけんかがく)」って、どんな学問?
一言でいうと、“やってみる → 見てみる → わかったことをまとめる”っていう流れで、ものごとの仕組みを調べる学問だよ。
たとえば、植物がどんなふうに育つのか知りたくなったとき。
「お水をたくさんあげたらどうなるかな?」と実際に育ててみる、そして変化を観察する、
そういうやり方が「経験科学」だよ。
心理学も、この「経験科学」のなかま!
人のこころを見えないままにしないで、ちゃんと行動やデータでしらべようとするからだよ。

「やってみたことをまとめる」のが、経験科学なんだね!
もっと詳しく!経験科学とは?

「経験科学」っていうのは、“やってみる → 見てみる → わかったことをまとめる”っていう流れで、ものごとのしくみを調べる学問のことだったね。
もう少しだけ専門的に言うと、「実験や観察をもとに、ものごとの仕組みを明らかにしようとする学問」のことだよ!
心理学・物理学・生物学などは、みんなこのグループに入るよ。
心理学は「心」という見えないものを研究するけど、実験やデータに基づいて調べるから「経験科学」なんだ。
たとえば、こんなことを考えてみてね。
💭「夜ふかしをすると、テストでいい点がとれなくなるのかな?」
そう思ったら、実際に調べてみるよね?
- 夜ふかししたグループと、ちゃんと寝たグループに分けて、
- 同じテストをして、
- 点数のちがいをくらべてみる!
こうやって、自分の「こうかな?」を実験でたしかめるのが、経験科学のやり方なんだ。
こんなふうに、心理学は、
人の心という“見えないもの”を、観察したり実験したりして、見える形で確かめようとする。
だから、心理学は「経験科学の一種」なんだ。

「実験や観察をもとに、ものごとの仕組みを明らかにしようとする」
これがポイント!
じゃあ、「経験科学」反対の学問は?
経験科学の反対の学問って、一体なんだろう?
それは…「形式科学」!
形式科学は、「実験して確かめる」のではなく、
決まったルールや考え方(=論理)をもとに、頭の中で組み立てていく学問のこと。
たとえば、数学や論理学がそうだね。
💭「1+1は、なんで2になるの?」
って、わざわざ実験しなくても、ちゃんとルールにそって説明できるよね?
こういう「ルールにもとづいて“正しさ”を組み立てていく」やり方が、形式科学の特徴なんだ。
つまり…
経験科学 | 形式科学 |
---|---|
実験・観察で確かめる | 頭の中でルールにそって考える |
心理学・生物・物理など | 数学・論理学など |
データや結果が大事! | 正しい考え方の流れが大事! |

こんなイメージだよ。
心理学は、見えない「こころ」をデータで確かめようとするから「経験科学」のなかまだけど、
数学のように、頭の中だけで完結するわけじゃないってことだね!

実験やデータをもとに考えるのが「経験科学」、
頭の中のルールで考えるのが「形式科学」だね!
まとめ
今回は、「経験科学ってなに?」という解説と、心理学が「経験科学」と呼ばれる理由について学んだよ。
🔍 ポイントをおさらいすると…
- 経験科学は、観察や実験で“確かめる”学問
- 心理学も、人のこころを“データで見る”から経験科学のなかま
- 反対に、数学や論理学は「形式科学」と呼ばれていて、頭の中のルールで正しさを組み立てる学問
次回からも、心理学ってどんな学問なのか、やさしく解説していくよ!お楽しみに。
3択クイズで復習
Q. 経験科学って、どんな学問だったっけ?
- ふんいきで感じる学問
- 観察や実験で確かめる学問
- 未来をうらなう学問
正解!
不正解...
正解は観察や実験で確かめる学問です。
経験科学は「観察や実験で確かめる学問」だよ!
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どう?正解したかな?
次回のクイズもお楽しみに!
📖参考文献・出典
- 実務教育出版(2023)『心理学検定 一問一答問題集[A領域]』
- 実務教育出版(2023)『心理学検定 基本キーワード』
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